【1分ちょいで解説】労働基準監督署の各部署(相談すべきはここ)

そもそも労働基準監督署とは

厚生労働省の出先機関である労働基準監督署(略して労基)は日本全国に321ヶ所あります。余談ですが、東京都次いで北海道の順に多く、各都道府県に所在しています。

労働基準監督署のリーフレットには、「働く人びとの安心と安全を守るため あなたの街に労働基準監督署があります。」とうたっています。ぜひ上手に頼りましょう。

各労働基準監督署によって異なりますが、主に次の4つの部署があります。

・方面(監督課)

方面と言う聞きなれない言葉ですが、労働基準法違反ならここに相談しましょう!労働基準法に関する届出の受理や相談業務、監督指導を行っています。立ち入り検査を行う部署もこちらで、違反があった場合には、なんとその場で使用停止を命ずる等の権限も持っています。

・安全衛生課

言葉の通り、事業場が安全な職場環境か指導等を行う部署です。危険な機械や設備、例えばクレーン等を有する事業場、それだけでなく有害物質を扱う事業場に立ち入り、確認等を実施しています。

・労災課

業務上の怪我等は労働災害いわゆる労災になりますが、それを管轄する部署です。労災か否かは会社でも労働者でもなく、この部署が決定をします。つまり、会社側が労災ではない!と決めつける判断はできません。してはいけないことなのです。

・業務課

労働基準監督署の庶務や経理業務を行う部署で、一般の労働者からすればほとんど関わりのない部署です。ご参考まで。

困っていることがあったら

労働基準監督署4つの部署を紹介しましたが、各署によって若干部署名が異なることがあります。とは言え、概ね似たような名前なので安心してください。また、300ヶ所以上ある労基の中からどこに相談すれば良いか、こちらから検索してください。

さて、部署が分かったところで、どこに相談して良いか分からない。電話は苦手。そもそも労働基準法違反なのか自信がない…

などなど、お気軽に「労基相談の窓口」へご連絡ください!最初の対応は全て代表が行っておりますので、ご安心くださいませ。秘密は厳守しますし、あなたの味方になります。

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